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お子さんの歯並び、実はこんな癖が原因かも?

2025年9月30日

こんにちは!
やまさき歯科・矯正歯科 院長の山﨑篤です。

今回は「お子さんの歯並び、実はこんな癖が原因かも?」
この様な、子どもの時期に知っておきたいことを
お話していきます。

〜口呼吸・低位舌・指しゃぶり・頬杖がもたらす影響と
矯正の必要性〜

「歯並びが悪くなるのは遺伝だから仕方ない」
そんなふうに思っていませんか?
実は遺伝の影響は低いことが分かってきました。

実は、子どもの歯並びが乱れる大きな要因は、
「日常のちょっとした癖」に隠れていることが多いのです。
特に、近年増えている「口呼吸」や「低位舌(ていいぜつ)」
さらには「指しゃぶり」や「頬杖」などの習慣が、顎の成長や
歯の位置に大きな影響を与えることがわかってきています。

1. 口呼吸と低位舌とは?

本来、私たちは鼻で呼吸するのが自然です。
しかし現代の子どもたちには、口で呼吸をする「口呼吸」が
習慣化しているケースが増えています。

また、「低位舌」とは、安静時に舌の位置が本来あるべき
上顎(口蓋)ではなく、下の方(口の底)に
落ちてしまっている状態です。
舌が上顎についていないため、口が開きがちになり、
自然と口呼吸になってしまうという悪循環が生まれます。
お口ポカンや口呼吸による集中力の低下(余計な脳の酸素を
多量に消費するため)を引き起こし、
さらに歯並びを悪化させます。

2. 口呼吸・低位舌が与える身体への影響

口呼吸や低位舌が続くと、以下のような影響が出てきます。
• 歯並びの乱れ(出っ歯・開咬・受け口など)
• 顎の成長不足(小顎)
• 顔貌のゆがみ(長顔・面長)
• いびき・睡眠の質の低下
• 風邪をひきやすい・免疫力の低下
• 姿勢の悪化(猫背・ストレートネック)

特に成長期の子どもにとって、舌の位置や呼吸の方法は、
骨格や筋肉の発達に直結しています。
今や日本の子どもの90%が、歯ならびに問題を抱えています。
噛まずに流し込むことができる「食べ物の変化」も
その大きな要因の一つですが、ゲームやスマートフォンの
浸透という新たな問題も生まれています。
あごを下げて、スマホやゲーム機を見つめ続けると、
姿勢が崩れてしまう。そして、その姿勢が歯ならびに
影響を及ぼしてしまうのです。

3. 指しゃぶり・頬杖などの習癖も要注意

次に挙げるのは、見過ごされがちな「癖」の数々です。
• 指しゃぶり:長期間続くと、前歯が前方に押し出されて
「出っ歯」や「開咬(前歯が噛み合わない)」となる原因に
なります。
• 頬杖:片側にばかり力がかかることで、顎の左右差や
歯列のずれ(交叉咬合)を引き起こすことがあります。
• 舌を前に出す癖(舌突出癖):歯列に持続的な圧力が加わり、
前歯の開きや不正咬合を招くことがあります。
• 唇を噛む・吸う癖:上下の前歯に負担をかけ、噛み合わせを
乱す可能性があります。

どれも「ちょっとした癖」ですが、
子どもが成長する中で繰り返されると、
それが骨や歯列の発育に大きな影響を及ぼします。

4. なぜ矯正治療が必要なのか?

歯並びの乱れは、見た目だけの問題ではありません。
かみ合わせのズレや、発音・食事のしづらさ、
集中力の低下など、さまざまな影響を及ぼします。

口呼吸や低位舌、習癖によって引き起こされた歯列不正は、
自然に治ることはほとんどありません。
そこで必要になるのが「小児矯正(こどもの矯正)」です。

小児矯正では、単に歯を動かすのではなく、
• 顎の正しい成長を促す
• 舌や唇、頬の筋肉のバランスを整える
• 悪い癖をやめさせるための訓練(MFT=口腔筋機能療法)
を行う

といったアプローチで、根本的な原因から改善していきます。

5. 子どもの矯正を始めるタイミングは?

一般的には、6〜8歳前後(前歯の生え変わりが始まる時期)
に一度、矯正治療を始めることが推奨されています。
この時期であれば、骨の成長を利用して無理なく治療が
進められます。

また、癖の改善や呼吸のトレーニングも早い段階で行うことで、
将来的な大がかりな矯正を避けられることもあります。

6. ご家庭でできるチェックと対策

まずはご家庭で、次のような点に注意してみてください。
• 口をぽかんと開けている時間が長くないか?
• 鼻呼吸ができているか?
• 睡眠中にいびきをかいていないか?
• 食べるときにくちゃくちゃ音を立てていないか?
• 指しゃぶりが長く続いていないか?
• 頬杖をついていないか?

もし気になる点があれば、早めに歯科医院でご相談ください。
正しい歯ならびを長続きさせ、むし歯や歯周病、
あるいは全身の病気の予防にもつなげます。
当院では、お子さまの歯並びだけでなく、癖や呼吸、姿勢など、
包括的な視点で診断とアドバイスを行っています。

お子さまの健やかな成長のためには、正しい呼吸、
正しい舌の位置、そして正しい生活習慣がとても大切です。
「たかが癖」と思っていたことが、実は歯並びや身体全体の
発育に大きく関わっているかもしれません。

気になる癖がある方や、お子さまの歯並びに不安がある方は、
ぜひ一度、矯正相談をご検討ください。
小さな一歩が、大きな変化をもたらします。
やまさき歯科・矯正歯科はご家族の方々とのコミュニケーション
を大切にし、お子様のお口の健康を通して、心とからだの発育を
大切に考えます。ぜひお気軽にご来院くださいね。

2025年9月13日(土)臨時休診のお知らせ

2025年8月31日

2025年9月13日(土)は臨時休診させて頂きます。
9月10日(水)は終日診療しております。
ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。

よくあるマウスピース矯正のQ &A

2025年7月31日

こんにちは😃
やまさき歯科・矯正歯科 山﨑篤です。

今回は「痛くない?」「本当に目立たない?」
「いつまでかかるの?」
そんな、マウスピース矯正に関してよくあるご質問に
お答えしていきます。

Q1. マウスピース矯正って痛くないの?

A. ワイヤー矯正と比べると、痛みは感じにくいです。
装着初日は違和感を感じる方もいらっしゃいますが、
1〜2日で慣れることがほとんどです。
実際に当院のスタッフも数人マウスピース矯正をしましたが、
同じ感想を述べております。
事前に現在の歯並びから理想の歯並びになるまでの治療計画を
デジタルでシュミレーションし、歯の移動量も計算して
マウスピース一枚一枚に均等に組み込んでいます。
少しずつ歯を動かすため、「痛みがつらくて断念した」
という方は、ほとんどいません。

Q2. 周囲にバレませんか?

A. 透明なマウスピースを使用するので、至近距離でも
気づかれにくいです。
接客業の方や学生さんからも「気づかれずに矯正できるなんて
嬉しい」とのお声を多くいただいています。

Q3. 治療期間はどれくらい?

A. 全顎矯正なら1〜2年半ほど、部分矯正では3ヵ月から半年程度で終わるケースもあります。
診断時に期間の目安をしっかりとご説明いたしますので、ご安心ください。

Q4. 食事のときはどうするの?

A. 食事や歯みがきのときは、マウスピースを外せるので
普段通りに行えます。
この部分がワイヤー矯正と大きな違いの1つとなります。

【実際にマウスピース矯正を受けられた患者さんの声】

― 20代女性(接客業)
「目立たずに矯正できる方法を探していて、こちらで
マウスピース矯正を始めました。最初は続けられるか不安も
ありましたが、1週間ごとの交換が楽しみになるくらいで、
歯並びが整うのが嬉しかったです。
今では笑顔に自信が持てるようになりました!」

― 30代男性(営業職)
「人と話す仕事なので、見た目への配慮からマウスピースを
選びました。最初はやや喋りにくさを感じましたが、
1週間ほどで慣れました。治療後は口元がすっきりして、
見た目が変わったと好評です。やって本当によかったです!」

― 40代女性(医療関係)
「子育てがひと段落し自分に目を向けた時に、ずっと歯並びが
気になっていたけど、自分は後回しにしていたので、矯正治療を
開始しました。でも年齢的に矯正してる姿をあまり見られたく
ないので目立ちにくいマウスピース矯正を選びました。」

― 50代女性(主婦)
「自分の年齢を考え、いつまでもおいしいものを食べ続けたい
と思った時に、歯を大切にしないと。と思いました。
歯並びが整うことで毎日の歯磨きがしやすくなり
虫歯になりにくくなりました。同じように磨いてても今まで
しっかり磨けていなかったんだなと実感しました。
矯正治療は見た目を治すだけではないと実感しています。」

《 あなたもきっと続けられる!
         マウスピース矯正が選ばれる理由 》

マウスピース矯正を始めるにあたって、最も多いご相談の
ひとつが「続けられるか不安です」というもの。
でも、実は多くの方がこの不安を乗り越えて、
理想の笑顔を手に入れています。

治療を継続するコツのひとつが
「定期的なチェックとスタッフのフォロー」です。
当院では、治療の進み具合や装着状況の確認を丁寧に行い、
モチベーションを維持できるような工夫をしています。

また遠隔診療により、5ヵ月毎の来院が可能になります!
流れとしては、
①アタッチメントなどの装着、マウスピースの取り外し練習、
遠隔診療のご説明

②ご自宅で歯並びの写真を撮って送信

③歯科医師・スタッフがチェックして返信

④新しいマウスピースへ交換

【来院5ヵ月毎でも安心できる理由】

・経験豊富な歯科医師により、円滑に治療が進む様に
マウスピースの設計にとてもこだわっています。
・新しいマウスピースへ交換する前に毎週送っていただき、
歯科医師と専任スタッフがチェックをします。
・毎回必ずご返信いたしますので、ご自宅にいながら
矯正治療を安心して進めていただけます。

矯正は一人で頑張るものではありません。
私たちがそばでしっかりサポート致しますので、
安心して取り組んでいただけます。

【こんな方に特におすすめです】

マウスピース矯正は、こんな方に選ばれています!
• 飲食を普段通りにしたい方
• 結婚式や成人式など、イベント前に歯並びを整えたい方
• 仕事や子育てと両立しながら、自分のペースで治療したい方
• 歯並びが原因で虫歯や歯周病になりやすい方

「今さら矯正なんて…」と思っていた方も、マウスピース矯正
なら無理なく始められるかもしれません。
ご年齢や生活スタイルに合わせて、
オーダーメイドの治療プランをご提案します。

マウスピース矯正は“自分らしい笑顔”への第一歩

矯正治療は、単なる見た目の変化だけでなく、
心の変化ももたらします。
「もっと笑いたい」「もっと話したい」
そう思える自分に出会えるのが、マウスピース矯正の
本当の価値だと私たちは考えています。

マウスピース矯正は、「目立ちたくない」「痛みが心配」
「忙しい中でも続けたい」という方にこそ選ばれている
治療方法です。
患者様やスタッフのリアルな声をもとに、
あなたの矯正ライフが少しでも安心して始められるよう、
サポートいたします。

無料矯正相談では、あなたのお悩みや理想をしっかりお聞きし、
治療の流れや費用についても丁寧にご説明いたします。
ご相談は無料です。まずはお気軽にお問い合わせくださいね。

30代、40代から始める歯列矯正

2025年5月30日

こんにちは😃
やまさき歯科・矯正歯科 院長 山﨑篤です。
今月のテーマは、
『30代、40代から始める歯列矯正!
今だからこそ知りたいポイント
大人の矯正治療が増えている理由とは?』
についてお話をします。

最近、30代、40代から歯列矯正を始める人が増えています。
「大人になってからもやっぱり歯並びが気になる」
40歳を過ぎての歯科矯正は「遅い」等と、
歯並びでのお悩みはありませんか?
決してそのようなことはありません!

現代の平均寿命は、男女ともに80歳を超えています。

日本人の平均寿命
男性:81.19歳
女性:87.14歳

参考:令和5年簡易生命表の概況|厚生労働省

美しい歯並びや若々しい見た目を手に入れたいという
希望だけでなく、将来の口腔内トラブルを予防したい
という健康意識の高まりも背景にあります。
歯並びを整えることで、美容面だけでなく、
健康面にも良い影響を与えることが知られています。
実際に、矯正治療は見た目の改善だけでなく、
噛み合わせの改善や歯周病リスクの軽減にもつながります。
大人になってからでも歯並びを整えるメリットは大きく、
技術の進歩によって目立ちにくい矯正方法や
負担の少ない治療も増えています。

では、もう少し詳しく大人の矯正治療が増えている理由、
始めるメリット、年齢による違い、注意点までを
詳しくご紹介します。

なぜ今「大人の矯正」が増えているのか?

1. 美意識・健康意識の向上

マスク生活の影響やSNSの普及などもあり、
口元への意識が高まっています。
また、美容や健康に関心を持つ方が増えており、
単に見た目の改善だけでなく「一生自分の歯で食べたい」
「将来の健康投資として矯正したい」と考える大人の方が
増えています。
歯並びが整うと、笑顔の印象が格段に明るくなります。
口元に自信が持てることで自然と笑顔が増え、
実年齢より若く見られることも少なくありません。

2. 目立ちにくい矯正装置の登場

かつてのワイヤー矯正のように「銀色の器具が目立つ」事が
ネックだった方も、今では透明なマウスピース型矯正
(インビザラインなど)や、白いワイヤーを使った装置、
歯の裏側に装置を貼る舌側矯正で目立たず矯正治療が
できる時代になりました。
人前に出る仕事の方や営業職の方でも、
「バレずに矯正できるならやってみたい」という声が多いです。

3. ライフスタイルの変化に合わせた矯正ニーズ

近年は結婚・出産・転職・子育ての一段落など、ライフステージ
の変化とともに「自分のための時間を持てるようになった」
という理由から矯正を始める方も増えています。
また、「子どもが矯正を始めたタイミングで親も一緒に」
というケースもあり、親子で通院できるクリニックも人気です。

実際、当院でもお子様の矯正治療を始められて、歯並びが
変化していく様子や歯磨きがしやすくなっていく姿を見ると、
自分も「変わりたい」という思いから始められる親御さんも
おられます。
一緒に通うことが出来る楽しさはお子様にもメリットであり、
矯正治療を続けていく良きパートナーにもなり得る存在だと
思います。

4. 噛み合わせが整い、健康トラブルの予防に
歯並びが悪いと、虫歯・歯周病・顎関節症・肩こり・頭痛など、
さまざまな不調の原因になります。
矯正によって噛み合わせが改善されることで、
全身の健康にも好影響があります。

5. 歯の寿命が延びる
歯が正しく並んでいないと、一部の歯に過度な負担がかかり、
将来的に歯を失うリスクが高まります。
大人のうちに歯並びを整えることは、
一生自分の歯で食事を楽しむための投資でもあります。

6. 発音・滑舌が良くなる
歯並びや噛み合わせが整うことで、発音のしづらさや
滑舌の悪さが改善されるケースも多いです。
咀嚼力が向上し、スムーズに食事を楽しめるようになった
という声も聞いています。
人前で話す機会が多い方には大きなメリットといえます。

7. セルフケアがしやすくなる
歯が重なっていたりガタガタだったりすると、歯ブラシが
届かない箇所が増えてプラークが溜まりやすくなります。
矯正後は歯が磨きやすくなり、結果として虫歯や歯周病の予防に
つながります。

8. 将来的な補綴治療にも有利
歯を失ってしまいインプラントやブリッジを検討する場合も、
歯並びや噛み合わせが整っていると治療の選択肢が広がります。
長期的な口腔内設計として、矯正は大きな役割を果たします。

大人に人気の矯正方法は?

● マウスピース矯正(インビザラインなど)

・透明で目立たない
・取り外し可能で衛生的
・透明で目立ちにくいく審美性が高い
・痛みが少ない
・取り外しが可能で食事制限がない
・歯磨きがしやすく口腔衛生を保ちやすい
・定期的な通院回数が少ない
・金属アレルギーの心配がない
→ ビジネスシーンにも最適で、30代・40代の人気No.1

● ワイヤー矯正(表側矯正)

・歯の色になじむ白や透明の装置もある
・飲食時の矯正器具の取外しが不要
・適応症例が多い
・細かい調整がしやすい
→ お仕事の内容によってはワイヤー矯正の方が合う場合もある

● 舌側矯正(裏側矯正)

・歯の裏側に装置をつけることで見えない
・審美性を最重視したい人におすすめ
・表側矯正よりは虫歯になりにくい

よくある質問(Q&A)

Q. 矯正中の痛みはありますか?
A. はじめの数日は多少の痛みや違和感がありますが、
1週間程度で慣れる方がほとんどです。
当院のスタッフは半数以上が当院で矯正治療を経験しており
実際の感想として言っています。
最近の矯正装置は、従来よりも痛みが少ない設計になって
います。痛みを感じるのは個人差がありますので、
一時的に痛み止めを処方することも可能です。

Q. 治療中の見た目が気になります。
A. 透明なマウスピース型矯正を選べば、近くで見ても気づかれ
にくいです。実際、中学生の方や接客業や営業職などの方から
「周りの人に全然気づかれなかったです!」と聞いています。

Q. 虫歯や歯周病があっても矯正できますか?
A. 事前に必要な治療を済ませれば、ほとんどのケースで
矯正は可能です。まずは検査と診断を受けてみて治療計画を
立てさせていただきます。

最後に、当院では患者様のご年齢によりお断りする
ということはありません。
丁寧な丁寧なカウンセリングでしっかりとお話を聞かせて
いただき、精密検査をした後、その方のライフスタイルに
合った治療方法のご提案をさせていただきます。
治療計画を聞いて気になることがありましたら、
遠慮なくご質問ください。患者さまにご納得いただいた上で
治療を開始していきますのでご安心ください☆

30代・40代で矯正を始められた方からは、
「もっと早くやればよかった」と言う声が多いのが事実です。
人生の中でさまざまな変化が訪れ、「自分の口元に自信を
持ちたい」「将来の健康のために備えたい」
そう考えた今こそが、矯正治療をスタートするチャンスです。

これまでの生活習慣や体の状態を見直し、歯列矯正も健康への
選択肢の一つとなっています。大人の矯正は時間と費用も
かかりますが、それ以上に得られるメリットは大きいと
考えます。歯並びが整うことで、笑顔に自信を持てるように
なり、人とのコミュニケーションが活発になったと感じる
ケースもあります。このように、歯列矯正は見た目の改善だけ
でなく、日常生活においてもポジティブな影響をもたらすことが
あるのです。まずは当院の無料矯正相談へお越しください。

当院の小児矯正の種類と特徴

2025年4月28日

こんにちは!
やまさき歯科・矯正歯科 院長の山﨑篤です。
今回は『小児矯正のメリット・デメリットと
小児矯正の種類と特徴』をお話していきます。

小児矯正とは、文字通り子どもの矯正治療のことを
指しています。
大人の矯正治療は歯並びを整えて噛み合わせを改善し、
さらに見た目を美しく整えることを目的としています。
それに対し子どもの矯正治療は、これから生えてくる永久歯が
正しく並ぶ様にする事が治療の主な目的となっています。
子どもは顎の骨も成長している途中です。
小児矯正では顎の成長を正しい方向に導きながら、
永久歯が適切に生えてくるように整えていく治療を
行っていきます。

小児矯正にはさまざまな方法があり、それぞれ開始時期や
治療のメリット・デメリットが異なります。
当院の小児矯正の治療法である

・インビザラインファースト
・プレオルソ
・拡大床
・ツーバイフォー

の特徴を解説し、さらに小児矯正を受けた後に
成人矯正を行うメリットについてもお話します。

《小児矯正を受けるメリット》

① 歯が動きやすい・・成長過程の子供は、骨が柔らかいので
歯が移動しやすく治療がスムーズに進む特長があります。
また、痛みも少ないことが多いです。

② 治療への適応が早い・・これまでの経験から、子供は
適応能力が高いため矯正装置の装着に早く慣れる傾向が
あります。そのため、個人差はありますが矯正治療での
身体的ストレスを感じる期間が短く、矯正器具を装着した
日常生活に早くなじむようになります。

③ 噛み合わせの改善・・早い段階で噛み合わせを整える
ことで、将来的な顎関節症のリスクを減らせます。

④ 成人矯正がスムーズになる・・小児矯正を受けることで、
成人になってからの矯正治療の期間が短縮され、
歯を抜かずに治療できる可能性が高まります。

⑤ 治療期間が短い・・前述の「歯が動きやすい」に関連して、
子供の矯正は歯の生え変わりや顎の成長に合わせて行うため
治療期間が比較的短くすむ傾向にあります。

⑥ 見た目や発音の改善・・歯並びが悪いと発音に影響する
ことがありますが、早期治療により改善できます。

⑦ むし歯や歯周病の予防・・歯並びが整うことで、歯磨きが
しやすくなり、むし歯や歯周病のリスクを低減できます。

⑧ 将来的に抜歯をする可能性が低くなる・・子供の頃に歯が
生える方向をコントロールし、永久歯がきれいに並ぶように
することで大人になってから抜歯をする可能性が低くなります。

⑨ 費用が抑えられる・・大人の矯正の費用と比較すると、
総じて子供の矯正は費用が低いため経済的負担が軽くなります。

小児矯正とは、乳歯のみの状態もしくは乳歯と永久歯が
混在している時期に行う矯正治療のことです。
対象年齢はおよそ5歳~小学校中学年くらいまでで、
歯の生えそろうスピードにより個人差があります。

小児矯正では歯並びを細かく整える治療は行われず、
主に骨格の矯正が行われます。
この時期は特に上下の顎が著しく成長する時期でもあるので、
永久歯が生えてくる場所が足りなくなったり、
噛み合わせが逆になっていたりすることが多いのが特徴です。

そのような状態を改善し、永久歯が生えてくるスペースを
しっかりと確保することが治療の主な目的になるのです。
小児矯正は、この後行われる大人の矯正治療の準備とも
言えます。
ただし、小児矯正で骨格のバランスが整い、永久歯が自然と
綺麗に生える土台ができた場合は、小児矯正のみで終了できる
可能性があります。

多くのメリットがある小児矯正ですが、
いくつかデメリットも存在します。

① 治療期間が長くなることがある・・特に小児矯正の場合は、
永久歯の歯並びを整えることが最終目標となっています。
そのため小児矯正から始めた子どもは、治療期間が数年に渡る
可能性が出てくるのです。小児矯正は第一段階の治療であり、
成長に合わせて大人の矯正が必要になる場合もあります。
② 本人の協力が必要・・自分で取り外しが可能な矯正装置を
使う場合、子どもが着けるのを嫌がったり、着けることを忘れて
しまったりして装着時間が足りなくなると、思うような結果が
出ない可能性が出てきてしまいます。
そのため本人がしっかり装着しないと効果が出ません。

《小児矯正の種類》

① インビザラインファースト

透明なマウスピース型矯正装置で歯を動かす方法
開始時期:7歳頃~

メリット
• 目立ちにくく、見た目を気にせず矯正できる
• 取り外し可能で食事や歯磨きがしやすい
• 顎の成長を利用しながら歯を動かせる

デメリット
• 装着時間を守らないと効果が出ない

② プレオルソ

口の周りの筋肉を整えながら歯並びを改善する、
取り外し式のマウスピース型矯正装置
開始時期:4~10歳頃

メリット
• 口呼吸を改善し、正しい舌の位置を学べる
• 取り外し可能で食事や歯磨きがしやすい
 

デメリット
• 装着時間を守らないと効果が出にくい

③ 拡大床(かくだいしょう)

取り外し式の装置を使って、顎の幅を広げる治療法
開始時期:6~8歳頃

メリット
• 顎の成長を利用し、歯が並ぶスペースを確保できる
• 取り外し可能で、歯磨きがしやすい

デメリット
• 装着時間を守らないと効果が出ない
• 最初は装置による違和感が出る事がある

④ ツーバイフォー(2×4)

前歯4本にブラケット装置を装着し、ワイヤーで動かす方法
開始時期:8~10歳頃

メリット
• 前歯のガタつきを効率的に整えられる
• 固定式なので本人の協力が不要

デメリット
• 装置が目立ちやすい
• 歯磨きがしにくいので、お手入れが大切

《小児矯正を受けてから成人矯正を受けるメリット》

小児矯正だけでは歯並びが完全に整わず、
大人の矯正が必要になるケースもあります。
しかし、小児矯正を経てから成人矯正を行うことで、
次のようなメリットがあります。

1. 抜歯矯正の可能性を減らせる

小児期に顎を広げたり、歯並びをある程度整えたりすることで、
大人の矯正の際に歯を抜かなくても済む可能性が高くなります。

2. 矯正期間が短縮される

小児期に歯並びを整えておくと、本格矯正の際に大きな調整が
不要になり、治療期間が短くなることがあります。

3. 費用を抑えられる可能性がある

小児矯正によって抜歯や大掛かりな治療を回避できれば、
結果的に矯正費用が抑えられる場合があります。

4. 顎関節症などのリスク軽減

噛み合わせが悪いまま成長すると、顎関節症のリスクが
高まります。小児矯正を受けることで、そのリスクを
軽減できます。

《まとめ》
小児矯正には、インビザライン・プレオルソ・拡大床・
ツーバイフォーなどの治療法があり、それぞれ異なるメリット
デメリットがあります。早期に矯正を始めることで、
大人の矯正の負担を減らし、よりスムーズに治療を進められる
可能性が高まります。
小児矯正は顎の成長を利用して行うので、開始するタイミングが
非常に重要です。お子さまの歯並びに不安があってもなくても、まずは小学校1年生のうちには一度ご相談にお越しくださいね。

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の痛みの違い

2025年3月16日

こんにちは😃
やまさき歯科・矯正歯科 院長の山﨑篤です。
今回は、
「マウスピース矯正とワイヤー矯正どちらが痛くない?」
というテーマでをお話していきます。

歯並びを整える矯正治療は、見た目だけでなく噛み合わせや
歯の健康にも大きな影響を与える大切な治療です。
当院の成人矯正においての理想のゴールは、
年齢を重ねていっても生理的な変化を乗り越えて生涯、
自分の歯で過ごす事が出来る歯並びにすることです。

ですが、矯正治療と聞くと多くの方が「痛そう・・・」
というイメージをお持ちなのではないかと思います。
このイメージは昔からあり、今でもそう思われている方が
少なくありません。
そのためワイヤー矯正とマウスピース矯正
「どっちが痛くないの?」というご質問をよくいただきます。

そこで、まず特徴からお話します。

《マウスピース矯正》

透明なマウスピースを1〜2週間ごとに交換しながら、
歯を動かしていく方法です。
マウスピースは患者様ごとにオーダーメイドで作成します。
マウスピースの枚数は歯並びによって変わり、
枚数によって矯正治療期間が決まってきます。
患者様自身で取り外すことが可能であり、
透明なので目立ちにくいことが主な特徴です。

《ワイヤー矯正》

歯にブラケットと呼ばれる装置を接着して、
その間にワイヤーを通し、そのワイヤーを調整しながら
歯を動かしていく方法です。
ワイヤー矯正の歴史は長く、どんな歯並びにも適応可能な
ことが特徴です。
また、ワイヤー矯正の中にも、歯の裏側に装置をつける
舌側(裏側)矯正や、透明のブラケットや白いワイヤーを
使用した目立ちにくい方法もあります。

次に矯正治療における痛みについて、ワイヤー矯正と
マウスピース矯正の違いを詳しくお伝えします。

《痛みの種類について》
まず、「矯正の痛み」と一言で言っても、
実はいくつかの種類があります。

1. 歯が動くときの痛み
2. 矯正装置による口内の刺激・擦れ
3. 食事のときの違和感・噛むときの痛み
これらの痛みの出方は、矯正方法によって異なります。

■ ワイヤー矯正の痛み
ワイヤー矯正は、しっかりとした力で歯を動かすため、
治療開始から数日間、特に痛みを感じやすいです。
ワイヤーには太さのサイズがあり、歯をどれだけ動かすかに
よって使うワイヤーは異なります。
歯を沢山動かしたい時は、太いワイヤーを選びます。
新しいワイヤーに変えたら、そこから数日間は痛みを
感じやすくなることもありますが、感じない方もおられます。

他にも、
・ワイヤーの締め直し後の痛み:
調整で通院していてだいた際にワイヤーが外れない様に
締めます。その関係で痛みが出ることがあります。

・装置による口内炎や擦れ:
ブラケットやワイヤーが口の内側に当たって痛みを感じることも
あります。当たって痛みがある場合は、ブラケットにシリコンを
貼り直接粘膜に装置が当たらない様にしていきます。
シリコンはお渡ししますので、ご自宅にてご自身で
貼ったり外していただくこともできます。
ただし、これらの痛みは一時的で、1週間ほどで落ち着くことが
ほとんどです。

■マウスピース矯正の痛み
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを
使って、少しずつ歯を動かしていく方法です。
見た目が目立ちにくく、取り外しができるのが特徴ですが、
痛みの少なさという点でも人気があります。

・歯が動くときの痛み:
マウスピースを交換した直後に違和感や軽い痛みを感じることが
ありますが、ワイヤー矯正に比べると穏やかです。
マウスピースを作成する会社が、最終的な歯並びまで
どれくらい歯を動かす必要があるのかをシュミレーションし、
歯の移動する量をマウスピース一枚ずつに組み込んでいるので
痛みの量もなるべく均等になるように考えれています。

・口内の刺激:
歯の表面に装置が当たって口内炎ができるリスクは低めです。
しかし八重歯や歯並びが頬側に出ている場合はマウスピースが
頬に当たり口内炎や擦れてしまう可能性もあります。

・痛みのコントロールがしやすい:
取り外しが可能なので、強い違和感を感じた場合には
一時的に外すこともできます。
(ただし装着時間を守ることは必須です)

《 どちらが痛くない?》
一般的には、マウスピース矯正の方が痛みが少ないと感じる方が
多いです。理由としては、
①マウスピース1枚ずつに歯を動かす力が緩やかに
設計されている
②歯が痛いときは一時的に自分で着脱できる安心感がある
(ですが、痛みを感じている時に歯がしっかり動いているので、装着時間が短いと歯が動かないです)

ただし、歯の動き方や個人差によっても感じ方は異なります。
痛みに敏感な方、仕事などで人前に出る機会が多く口元の
違和感を避けたい方には、マウスピース矯正の方が向いている
かもしれません。
その反対にワイヤー矯正は、自分で外す事が出来ないので、
歯がしっかり動くかどうかは、医院側に任せる方ができます。
どちらの矯正治療が自分に合っているのかを知るために、
無料矯正相談へぜひお越しください。

矯正治療に痛みはつきものですが、それは
「歯がしっかり動いている証拠」とも言えます。
ただし、痛みが強すぎて我慢できない場合や、口内炎が
ひどい場合は、我慢せずに歯科医に相談することが大切です。

どちらの矯正方法にもメリット・デメリットがあり、
痛みの感じ方も人それぞれです。
自分のライフスタイルや希望に合った方法を選ぶことが、
矯正治療を続けるうえでとても大切です。
当院では、職業やどれくらいの間隔で通院可能かどうか
ということも含めてカウンセリングさせていただいております。
「痛みが怖くて矯正に踏み切れない。。。」という方も、
まずはお気軽にご相談ください。
お気持ちを聞かせていただき、続けられる矯正治療の方法を
一緒に考えていきましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました😊

部分矯正と全顎矯正

2025年2月28日

こんにちは🌞
やまさき歯科・矯正歯科 院長の山﨑篤です。
今日は、部分矯正と全顎矯正の特徴についてお話します。

歯列矯正は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせや口腔の健康
にも重要な役割を果たします。矯正治療には、部分矯正と
全顎矯正という2つの主要な治療方法があります。
それぞれの特徴、メリット、デメリットを知ることで、
自分に最適な治療法を選ぶ参考にしていただけたらと思います。

1.部分矯正とは?
部分矯正は、気になる部分のみの歯を動かして歯並びを整える
治療法です。比較的軽度で、主に前歯の歯列不正の方が
対象です。部分矯正の治療期間は全顎矯正に比べると
比較的短く、軽度の不正咬合や歯並びの改善に効果的です。

▼メリット
・短期間での改善: 部分矯正は全顎矯正に比べて治療期間が
短いです。特定の歯のみ動かすため、迅速に効果を感じやすいのが特徴です。
・費用が抑えられる:治療範囲が一部なため、全顎矯正に
比べて治療費用を抑えることが出来ます。
・見た目の配慮:ワイヤータイプ、マウスピースタイプどちらも
ご用意しております。歯並びによっては種類の指定があることも
ありますが、お好きな種類で治療を始めていただくことが
できます。ワイヤータイプでも目立ちにくい装置もあり、
見た目を気にせずに治療を進めることができます。

▼デメリット
・限界がある:部分矯正では、全顎のバランスを考慮することが
難しいため、噛み合わせや全体の歯列に問題が残ることが
あります。
・再発の可能性:部分的な治療では、他の歯の位置が改善されないため、後に不正咬合が再発するリスクがあります。
・適応範囲が狭い:一部の重度な不正咬合や顎など骨格の問題
には対応できないことがあります。

2.全顎矯正とは?
全顎矯正は、上下の歯列全体を対象にした矯正治療で、
全体の噛み合わせや歯並びを改善することを目的としています。

▼メリット
・全体的な改善:上下の全ての歯を対象に治療をするため、
噛み合わせや歯列全体のバランスが整います。
・長期的な効果:全顎矯正では、歯列全体の位置を調整するため、歯磨きがしやすく虫歯や歯周病のリスクが低くなります。

▼デメリット
・治療期間が長い:部分矯正と比べると期間は長くなります。
・費用面:全顎矯正は、部分矯正に比べて治療費用が
高くなります。

3.どちらを選ぶ?

部分矯正と全顎矯正の選択は、患者様の歯列の状態や希望、
ライフスタイルによって異なります。以下のポイントを考慮
して、自分に合った治療法を選ぶことが重要です。

1️⃣歯列の状態:もし特定の歯のみ動かしたい場合は、
部分矯正での対応が可能な場合もあります。
一方で、歯のガタガタ(叢生)が強く、気になっている部分のみ
動かすことが難しい場合や全体的な噛み合わせが悪い場合は、
全顎矯正が必要になります。
2️⃣治療期間の希望:短期間で改善を希望する場合は部分矯正が
魅力的ですが、口腔内の状態を整え、虫歯や歯周病のリスクを
下げ、解決を目指すなら全顎矯正が適しています。
3️⃣費用の考慮:お支払い方法は、
①現金 ②クレジットカード ③デンタルローン
がありますので、ご自身に合った方法をお選びいただけます。
デンタルローンを利用されても医療費控除は適応になります。

部分矯正と全顎矯正は、それぞれ異なる特徴を持っています。
自分の口腔の状態やライフスタイルに合った治療法を選択する
ためには、歯科医師による診断が不可欠です。
患者様のお悩みやライフスタイル、ご希望をしっかりとお話し、
最適な治療法を見つけて、健康で美しい歯列を手に入れて
いただけると嬉しいです。
歯列矯正は、見た目の改善だけでなく、将来的な口腔内の健康
にも大きく寄与する重要なプロセスです。
自分に合った治療法を見つけて、素敵な笑顔を手に入れる
お手伝いをさせてください😊

ただ今、当院では無料矯正相談を行っています。
検査料22,000円と診断料22,000の計44,000円を
無料でさせていただいております。

1日目:カウンセリングと検査
2日目:治療計画のご説明
これら全て無料となっておりますので、カウンセリングへ
お越しいただき歯並びを治すイメージや料金、期間等を
知っていただけます。

学生の方には、50,000円引きの学生割をご用意しております
ので、お気軽にご相談ください。

他にも毎日いつでもご連絡OKの公式LINEでは、
ご自身の歯並びを送って頂き、歯科医師による診断やご質問等も
ご好評をいただいております。また。院内でお渡しする料金表と
同じものがすぐにお手元で見れたり、個別相談もお受けして
おりますのでぜひご利用くださいね☺️

矯正治療を途中でやめるとどうなる?

2025年1月29日

こんにちは😃
やまさき歯科・矯正歯科 院長の山﨑篤です。

今月は、矯正治療を途中でやめるとどうなる?
をテーマに書かせて頂きます。

「矯正治療始めたけど、途中やめになってしまいそう・・・」
そんな気持ちになってしまう前、なってしまった時に
読んでいただきたいです!

治療期間が数ヶ月~1年以上かかるため、途中で何らかの
理由で続けられなくなったり、やめたくなったりすることが
あるかもしれません。

もしそのまま矯正治療をやめると起こりうるリスクから
お伝えします。

●歯並びや噛み合わせが悪くなる
矯正治療では少しずつ歯を動かしていき、
歯並びと噛み合わせが整った状態がゴールとなります。
もし途中でやめてしまうと歯を動かしている途中なので、
見た目も噛み合わせも治療前より悪化してしまう事があります。

●顎関節への悪影響
上下の歯が均等に噛み合っていない状態だと、顎関節に負担が
かかり、顎関節症を引き起こすことがあります。
顎関節症は、顎の痛みや開閉時の異常音、頭痛などを引き起こす
ことがあり、日常生活に支障をきたす可能性があります。

●抜歯した部分や隙間が埋まらない
抜歯で歯を動かすためのスペースを作っている場合、
歯と歯の間に隙間が残ったままになります。
また歯と歯の間を削って隙間を作るIPRをした場合も
隙間が残ってしまうことになります。

●後戻りを起こす
後戻りとは、矯正装置を外したあとに、歯が元の歯の位置に
戻るように動いてしまうことです。
これはワイヤー矯正・マウスピース矯正など種類は関係なく、
起こり得ます。
歯を動かして間もないうちは、歯を支える骨がまだ不安定
なため、歯が動きやすいです。
矯正治療を終えた場合には、就寝時にリテーナーを
装着していただく様にお願いしています。

●治療期間が長引く
治療を途中でやめしたけど再開したいとなった場合もう一度、
検査と計画計画の立て直しが必要になります。
中断している間に後戻りが起きていたり、歯並びや噛み合わせが
悪くなっていると治療がより大変になることもあります。
その結果、費用や治療期間が余計にかかってしまうことに
繋がる可能性があります。

●再治療が難しくなる
再治療をご希望されて新たに治療計画を立てる場合、
必ずしも同じ矯正方法で再治療できるとは限りません。
マウスピース矯正やワイヤー矯正を選べなかったり、
当初は抜歯が必要なかったのに抜歯になる可能性もあります。
一度歯を動かしているため、歯根吸収や歯肉退縮といったリスク
が高まりやすく、歯並びや歯ぐきの状態次第では、
再治療をお受けすることが難しい場合もありますので
ご了承いただけたらと思います。

●虫歯や歯周病のリスクが上がる
矯正装置がついたまま矯正治療をやめてしまうと、
歯ブラシが行き届かずむし歯や歯肉炎のリスクも高まります。
また、抜歯後の隙間やIPRをして隙間を作った歯と歯の間に
食べ物が挟まりやすくなります。

●費用が無駄になる
当院の場合、途中でやめてしまった場合の返金は、
基本的には患者さまのご都合で治療を途中でやめてしまった
場合、治療費の返金は行なっておりません。
矯正治療は治療期間はかかりますが、長期的に見ると
治療を継続することで得られる効果は非常に大きいので、
治療を途中でやめることなく最後まで続けることが重要です。

もしも、やめたくなってしまったら。。
歯科医師やスタッフに相談してください!
やめたいと言いづらいかもしれませんが、「相談する」
という事はとても大事なことです。
内容によっては解消できるかもしれません。
やめたい理由を解決できそうであれば、
矯正治療を続けても良いかな、続けられるかも!
と思えることが出来るかもしれません。

約1~3年という長い期間、継続して治療を続けるには、
いかにモチベーションを維持するかも重要になってきます。
おすすめは歯並びの様子を写真に撮って残しておくことです。
毎日自分の歯を見ていると変化がわかりづらいですが、
写真に撮って見比べると治療の進み具合が実感しやすく、
気分も上がります♩

治療のシミュレーションをした時の、目標となる歯並びの
画像をもっておくのもひとつの方法です。
当院では初診日に口腔内撮影をし、その画像から矯正治療前と
後の比較ができるので、360度の角度から歯並びの確認を
していただくことができます。
その画像をご自身の携帯で撮影していただいたり、
ご自宅に帰宅されてからでもサイトにログインして
見ることができます。

👇こちらが矯正治療シュミレーションです👇

< 矯正前 >

< 矯正後 >

そして、日々のお口のケアもお気に入りのデザインの
歯ブラシやケースなどを用意すると使うのが楽しくて、
モチベーション維持に役立ちます。

歯列矯正を途中でやめることは、可能ではありますが、
健康面や時間・金銭面などで多くのリスクが生じるため、
あまりおすすめはできません。
当院矯正では、専門の知識を持った歯科医師との相談が
オンライン上で初回無料でできますので、ぜひご活用ください。

来院された際には、歯科医師とスタッフが
丁寧にカウンセリングさせていただきますので、
お悩みや気になっていること何でもご相談ください。

最後までお読み頂きありがとうございました!

歯並びとオーラルフレイルの関係性

2024年12月26日

こんにちは!
インビザライン社認定『プラチナドクター』✨
やまさき歯科・矯正歯科 院長の山﨑篤です☺️
岡山県内でもマウスピース矯正の症例数が多く、
2023年・2024年の2年連続認定して頂きました!

それでは今月のブログです!
今回は、『歯並びとオーラルフレイルの関係性』
についてお話しします。

現在、国をあげてフレイルとオーラルフレイル、
口腔機能低下症が非常に注目されています。
まず、フレイルを直訳すると、「虚弱」です。
オーラルフレイルとは「お口の虚弱」という意味です。

フレイルとも大きな関係性があり、要介護状態、
寝たきり状態を早めてしまう重大な原因であるとして、
近年注目されている概念です。
噛む力や飲み込む力、発音などの口腔機能が低下する事で、
食事やコミュニケーションに影響を及ぼします。

オーラルフレイルとは、口腔機能の低下や、
口腔内の健康状態が悪化することで、食事や会話などの
日常生活に支障をきたす状態を指します。

オーラルフレイルになりやすい人の特徴には
以下のようなものがあります。

1. 高齢者: 年齢が上がるにつれて、口腔機能の低下が
進むことが多く、オーラルフレイルのリスクが高まります。
2. 口腔衛生が不十分な人:定期的な歯磨きや口腔ケアを
怠ると、虫歯や歯周病などの口腔疾患が進行し、
オーラルフレイルの原因となります。
3. 栄養状態が悪い人:栄養不足や偏った食事は、
口腔内の健康にも影響を与え、咀嚼や飲み込みの機能低下を
招くことがあります。
4. 慢性疾患を持つ人:糖尿病や心疾患、脳血管障害などの
慢性疾患がある場合、口腔機能の低下が起こりやすくなります。
5. 喫煙者:喫煙は口腔内の血流を悪化させ、
歯周病や口腔癌のリスクを高めるため、オーラルフレイルに
つながる可能性があります。
6. 薬の副作用がある人:一部の薬剤は口腔内の乾燥を
引き起こし、口腔機能の低下を招くことがあります。
7. 社会的孤立がある人:社会的なつながりが少ない人は、
口腔ケアや食事のサポートが受けにくく、
オーラルフレイルのリスクが高まります。

これらの特徴を持つ人は、オーラルフレイルに注意し、
定期的な口腔ケアや健康診断を受けることが重要です。
早期の対策が、口腔機能の維持や改善につながります。



オーラルフレイルは、早期発見と対策が重要で、予防や改善
には、口腔ケアや適切な食事などが有効とされています。
そこで今回のお話で重要なポイントは、
歯並びとオーラルフレイルの関係性です。
歯並びの不正がある人は、ない人に比べて
早期に歯を失う可能性が高くなります。

その理由として、

➀歯並びが悪いとお口の清潔が保ちにくくなる
②虫歯や歯周病で歯を失うリスクが高くなる
③噛み合わせが悪いことにより歯に異常な力がかかり、
ダメージにより歯を失いやすくなる
④顎関節部の異常で身体が歪み肩や首周りの筋肉が緊張し、
肩こりや頭痛につながる
などがあり、他にも、視力低下・小児喘息などの症状を引き起こす可能性もあり、全身の健康に関わってきます。

日本では学校教育が終わると、歯科健診も終わってしまいます。
その後の歯のメインテナンスは個人に委ねられており、
大学生になって親元を離れたり、就職して忙しい盛りになる
20歳代では、歯や口の機能に気を使う事をつい忘れてしまい、
将来オーラルフレイルに進む基礎を作ってしまっています。
30・40・50歳とどんどん衰えていき、高齢者になった時に
オーラルフレイルとして現れ、要介護や寝たきりの原因
となってしまいます。
若いうちからお口の健康に対する意識をしっかりと持ち、
気を付けておく事が不可欠ですね。

これらのことから、小児の頃から歯並びを整えておくことが
これから先の生涯に繋がってくることが分かります。
実際、お子様の矯正相談で来られた保護者の方も、
歯並びの大切さを知り、矯正を始められる方も多くおられます。



小児矯正では、年齢や歯並びの種類によって、
より効果的なものをお選びいただけるよう、
当院では5種類のタイプを揃えています。

・インビザラインファースト(マウスピース矯正)
・拡大床
・プレオルソ
・クワドヘリックス、バイヘリックス
・2x4

小児矯正の大切さは、子どもの歯と口の健康を守るために
非常に重要です。

1. 早期の問題発見: 小児歯科は、虫歯や歯並びの問題などを
早期に発見し、治療することができます。
早めの対処が、将来的な重篤な問題を防ぎます。
2. 正しい歯磨き習慣: 小児歯科医は、子どもに適した
歯磨きの方法や口腔ケアの重要性を教育し、
良い習慣を身につける手助けをします。
3. 歯の成長と発達のモニタリング: 子どもの歯は成長とともに
変化するため、定期的なチェックが重要です。
歯の成長や発達を管理することで、将来的な歯列矯正の必要性を
減らすことができます。
4. 全身の健康への影響: 口腔健康は全身健康に影響を
与えます。歯や歯茎の病気が全身の健康問題に関連することが
あるため、小児歯科でのケアは重要です。
5. 食生活への影響: 口腔の健康は食生活にも大きな影響を
与えます。健康な歯は、しっかりと食事を摂取するために
不可欠です。



矯正の種類や詳細については、当院のHPをご覧ください。


当院にも沢山のお子さんが通われていますが、
最近の子供たちは虫歯の数は減って来ています。
歯科医院の取り組みや保護者の方の仕上げ磨きの
おかげだと思います。

虫歯の数は減って来ている、一方で深刻化しているのは、
顎の発達不足、 食事の時にうまく噛めない、飲み込めない、
喋るときにうまく発音できない、口が常にポカンと開いている、
いびきをかく、指しゃぶりが止められない、爪・指・唇を噛む、
歯並びが悪いなどです。これらに当てはまることがあれば
「口腔機能発達不全性」の可能性があります。
15歳未満の小児で、障害がないにもかかわらず、食べる話す
などの口の機能が十分に発達し得ない状態をいいます。



これらも将来のオーラルフレイルの一つの原因に
なっていると思います。
歯並びにも種類や適応年齢がありますので、
一度お気軽にご相談へお越しください。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました!

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当院は、マウスピース矯正を得意としています!
マウスピース矯正は、5ヶ月毎の来院が可能なため
中国地方全域と四国からもご来院頂いております。
ワイヤー矯正の実績もあるため、その技術を
マウスピース矯正や小児矯正にも活かしています✨

当院の矯正相談では、無料で精密検査と
カウンセリングを行っていますが、
「無料でここまでしてもらえるなんて」と
よく患者様が言って下さいます!

丁寧な説明と治療で1人でも多くの方の歯並びを治し、
満足して頂くために頑張っておりますので
これからも無料矯正相談は継続して参ります!

知識や技術が豊富なスタッフも多数✨
困った事は何でも聞きやすい雰囲気ですので、
安心して矯正治療を受けて頂けると思います😊

気軽に相談が出来る公式LINE【@613bcvwm】や、
インスタのDMでも無料相談を承っております✨
公式LINEは、インスタのプロフィールのリンクから
飛べます!どうぞ宜しくお願い致します🤲

妊娠中の矯正治療について

2024年11月30日

こんにちは!
やまさき歯科・矯正歯科 院長 山﨑篤です。
患者様からよく、「妊娠しても矯正治療は続けられるの?」
「妊娠する可能性があるけど矯正治療は始めて良いの?」
と聞かれることがあります。

矯正治療は長期的な治療となるため、特に女性は
治療途中のライフスタイルには様々な変化があります。
矯正治療中に結婚式を挙げる方もいれば、
妊娠・出産される方もいらっしゃいます。
結論からお話しますと、妊娠中に矯正治療は可能です!!
ですが、ご自身の体調と生まれてくるお子さまのためにも、
矯正治療を受けながら安心して妊娠生活を
送っていただく為に気をつけておきたい事が
いくつかありますので、お話しします。



《妊娠中に避けた方が良いこと》

① CT、レントゲン撮影
・矯正治療開始時あるいは治療中にはCTやレントゲン撮影を
行います。レントゲンというと、妊婦さんにとって気になる
のは、放射線被曝による胎児への影響ではないでしょうか。
歯科医院でのレントゲン撮影では、お腹との距離が離れている
うえ、放射線を遮断できる鉛の入った防護用エプロンを
装着するため、一般的には胎児への影響はほとんどないと
言われています。
しかし、100%の確率でリスクがないというわけでは
ありませんので、矯正治療を開始するにあたっての レントゲン撮影は妊娠前に行うことをお勧め致します。

② 抜歯(局所麻酔)
矯正治療では、歯を綺麗に並べるためのスペースを確保するため、抜歯を行う場合があります。
使用する麻酔は「局所麻酔」とよばれ、部分的に効かせる
麻酔です。麻酔薬自体も胎児への影響が少ないものが使用
されているのが一般的ですがレントゲンと同様に100%の
安全性を保証できるとは言い切れないため、
妊娠中の抜歯は控えることをお勧め致します。

③ 痛み止めや化膿止めのお薬
矯正治療中の炎症や痛みに対して、鎮痛剤や抗生剤が必要に
なることもあります。胎児への影響が比較的少ないお薬も
ありますが、必要な場合は必ず歯科医や産婦人科の医師に
ご相談することをお勧め致します。


《妊娠中に気をつけること》

妊娠中や出産後は、ホルモンバランスの変化によりお口の中の
菌が増殖しやすい環境となっているため、虫歯や歯周病などの
お口の中のトラブルが起こりやすくなります。

① 虫歯や歯肉炎になりやすい
きちんと歯磨きができていれば、一般的に大きな問題は
ありませんが、取り外しが出来ないワイヤー矯正の装置が
お口の中に装着されていると、歯磨きをしづらくなります。
そのため、虫歯や妊娠性歯肉炎、歯周病へと発展していく
リスクが高まりますが、もちろん矯正装置がお口の中に
装着されている状態でも、丁寧に時間をかけて歯磨きを
すれば問題ありません。

② つわりで歯磨きや矯正治療に影響がでることも
つわりがひどい方の中には歯ブラシが口の中に入る刺激で
吐いてしまう場合もあります。
歯磨きがままらない場合は、以下のような方法を試して
お口の中を清潔に保つようにしましょう。

・夜寝る前の歯磨きだけは気をつけてみる
・1日の中で、体調が安定したときに歯磨きをする
・ヘッドの小さなタフトブラシを活用する
・キシリトールガムを食べる

他にも、歯科医院でクリーニングをしてもらうことも
お勧め致します。

妊娠初期は特につわりが出やすい時期と言われています。
吐いてしまう「吐きづわり」
食欲が止まらない「食べづわり」
眠気が酷い「眠気づわり」など、
人によって出る症状は様々です。中でも、吐きづわりは
妊婦さんが経験する頻度が高く、矯正装置が口の中に入って
いるだけで吐き気が増してしまう可能性もあります。
体調の悪いときには、いつでも相談してくださいね。

また、矯正装置を装着しているだけでも歯磨きがしづらく
虫歯や歯周病のリスクが高い状態ですが、妊娠でリスクが
さらに高くなる事を知っておいてください。
お口の中が乾燥して矯正装置による口内炎ができることも
考えられます。
矯正治療自体は問題がありませんが、それに伴うトラブル
について理解したうえで治療を続けてくださいね。

《出産後の通院再開タイミング》

マウスピース矯正の方・・・遠隔診療のため、自宅でお写真を
撮影し送っていただくので特に指示はないです。

ワイヤー矯正の方・・・来院し調整することで歯が動くので、
産後1カ月半頃までにお願いしたいです。

⇨里帰り出産などでしばらく来られない可能性がある場合は、
事前にお気軽にご相談ください。

当院では、マウスピース矯正の方に遠隔診療を
ご案内しております。妊活計画のある方も、お仕事でなかなか
通院時間を作るのが難しい方も矯正治療が可能です◎
マウスピース専用のアプリを使い歯並びの写真を撮影したり、
AIで歯が順調に動いているか確認して、AIが自動で返信する
という機能もあります。当院でも歯の動きや治療状況の把握は
しっかりとさせていただきますのでご安心ください。

《分娩の時、矯正装置はそのままで問題ないのですか?》

固定式のワイヤー矯正の装置はつけたままで大丈夫です。
マウスピース型の矯正装置の場合、一時的に外しても
構いません。

《産後の通院は、赤ちゃんを一緒に連れて行っても
                大丈夫でしょうか?》

大丈夫です!!
産後は赤ちゃんと一緒にいらっしゃる方が多いです。
ベビーカーに乗せたまま入れるよう、診察室はスペースに
余裕のある設計にしています。院内入口はスロープで、
院内に段差がない設計ですので安心してご来院ください。

体調と相談しながら、どのようなタイミングでどのように
矯正治療を進めていくか、安心して治療を受けていただける様
に一緒に考えていきたいと思います。
当院はママさんスタッフが多く、子育てをしながら矯正治療を
経験したスタッフもいます。

妊娠を考えている、妊娠中や授乳中の矯正治療で何か
ご心配なことがありましたら、いつでもご相談ください!