こんにちは😊
やまさき歯科・矯正歯科 院長 山﨑篤です。
今日は「上唇小帯短縮症と舌小帯短縮症」について
書いていこうと思います。
「上唇小帯」とは、上唇をめくった所にあるスジのことを
いいます。(⇩⇩写真参照⇩⇩)
「舌小帯」は、舌を上にあげた所にあるスジのことを
いいます。(⇩⇩写真参照⇩⇩)
どちらもお口の中に必要なスジです。
今回のお話は、必要なそのスジたちが生え始めている位置や
長さによって、お子様の活舌・咀嚼・歯磨きを嫌がることに
大きな影響を与えてしまうので、ぜひお子様のお口の中を
見ていただき、小帯の異常の有無を知っていただけたら
と思います。
まず、上唇小帯短縮症とは?
上唇小帯短縮症とは、文字の通り『上唇小帯が短い』
という症状です。
見た目的には、生え際が上の前歯の間から
始まっている状態です。(⇩⇩写真参照⇩⇩)
➀上唇小帯が短いために、上唇が歯ぐきに固定されてしまい
上手に哺乳できないことがあります。
浅飲み・お乳や哺乳瓶の先端が外れやすい
哺乳に時間がかかることなどもあります。
②そのまま成長すると歯と歯の間に小帯が入り込み、
正中離開になる可能性があります。
正中離開のことを、すきっ歯ともいいます。
③歯磨きのときに傷がつきやすいです。
上唇小帯が歯と歯の間にあると、歯磨きで前歯を磨くときに、
小帯に歯ブラシが当たり傷がつきやすくなります。
仕上げ磨きなどを行う場合は、指で小帯を保護しながら
優しく磨いてあげてください。
⓸転んだりしたときに小帯を切ってしまうこともあります。
次に、舌小帯短縮症とは?
舌小帯短縮症も、文字の通り舌の小帯が短いという症状です。
舌小帯の長さが短かったり、位置が通常とは違う位置に
あるために、舌を正常に動かすことができません。
見た目的には、
▶舌を出した時の先端の形が
・丸い
・ハート形
になっている事が多いです。(⇩⇩写真参照⇩⇩)
➀話しづらい
特に『サ行』『タ行』『ラ行』の発音が苦手とされています。
これらの行は、舌の先を上あご部分に接触させなければ
ならないため、舌の可動範囲が限定される舌小帯短縮症では
苦手とされる発音です。
そのほか、「会話をすると舌がもつれやすい」
「早口言葉が苦手」「長時間話をすると舌が疲れやすい」
などの症状も見られます。
②咀嚼や嚥下が上手くできない場合があります。
ペロペロキャンディーが舐めにくい・麺類が上手くすすれない
リコーダーやクラリネットなどの吹奏楽器が上手く吹けない
などもあります。
他にも、かたい物が食べにくかったり、
奥歯まで運びにくいこともあります。
③舌の位置的に歯列不正が生じることがあります。
治療方法
上唇小帯は、局所麻酔をして、レーザーで優しく切除します。
レーザーは光を当てて切除するようになります。
切除後に縫合をする場合もあります。
治療時間は短く、痛みも少ないとされていますので
ご安心ください。
当院での治療が可能です。
舌小帯も、上唇小帯と同じ治療法になります。
舌小帯の治療は他院さんへのご紹介になりますので、
ご了承くださいませ。
やまさき歯科・矯正歯科では、
小さなお子さまが来院した場合、緊急時を除いて
すぐ治療に入ることはありません。
まずは、クリニックの雰囲気にゆっくり慣れていただきます。
少し慣れたかな?という段階になってから、
使う器具をわかりやすく説明したり、
検査もお子様のペースに合わせて行っていきます。
検査結果にもとづき治療計画を立てて、
本人の意思を確認しながら治療を開始していきますので、
安心してご来院ください。
滑舌が気になるけど舌を見てみてもよく分からない、
歯並びも気になっている。など何でもご相談ください!
僕もスタッフもみんな子どもが好きで、
子育て中のスタッフも多く在籍しております。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。