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子どもの歯並びが悪くなる原因と改善方法

2025年11月30日

こんにちは!
やまさき歯科・矯正歯科 院長の山﨑篤です。
今日は「子どもの歯並びが悪くなる原因と改善方法」
についてお話しします。

お子さんの歯並びは気になるもの。わかります!
僕も我が子に対して思うので、同じ気持ちです。

歯並びが悪いと、見た目や健康に影響が出るのではないか……
とお悩みの方もいらっしゃると思います。

歯並びが悪くなる原因だけではなく、
子どもの歯並びが悪くならないよう、
ご自宅でできるケアや取り組みもご紹介します。

ではまず、なぜお子様の歯並びが悪くなるのでしょうか?
大きな原因となるのは、

1️⃣口呼吸(お口ポカン)
2️⃣舌が正しい位置にない(舌が前歯に触れている等)
3️⃣異常嚥下(食べ物を上手く飲み込めない等)

この3つがあげられます。

舌と唇の力のバランスは、歯並びや発音、さらには顔の輪郭
にまで影響する口腔内の重要な要素です。

この図の様に、舌が内側から支え、唇や頬が外側から適度に
圧力をかけることで歯並びが安定しますが、舌の低位(低位舌)
や口呼吸、特定の癖があるとこのバランスが崩れ、
歯並びの乱れに繋がります。

また、1つに歯並びが悪いといっても
種類は4種類ほどに分類されます。

治療時期の目安についてもご説明いたしますので、
歯並びが気になるようであれば、ぜひ参考にしてください。

➀反対咬合(はんたいこうごう)

反対咬合は、上の歯に対して下の前歯や下顎全体が
前に出てしまっている歯並びです。

顎がしゃくれている状態で、受け口とも呼ばれます。

反対咬合の特徴は、

・発音障害

・咀嚼のしにくさ

・飲み込みの困難 など

②上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突は、上の顎が前に出ている、出っ歯の状態です。

上顎前突の特徴は、

・唇が閉じにくくなり、口の中が乾燥しやすい

・唾液の分泌量が少なくなり、虫歯や歯周病になりやすかったり、口臭の原因になったりする など

③開咬(かいこう)

開咬とは、歯を噛み合わせた時に、
前歯が噛み合っていない状態をのことです。

「オープンバイト」とも呼ばれています。

開咬の特徴は、

・前歯で食べ物を噛み切れなくなる

・奥歯に必要以上の負担がかかり、
 歯や顎の骨を痛めてしまう可能性が高い など

④叢生(そうせい)

叢生は、大きい歯があったり、顎が小さかったりして、
歯の生えるスペースが狭くなってしまっている状態です。

「乱ぐい歯(らんぐいば)」と呼ばれることもあります。

叢生の特徴は、

・歯磨きをしても汚れが残りやすい

・虫歯や歯周病などのトラブルに繋がる可能性が高い など

今のお子様の歯並びに近いものはありましたでしょうか?

そこで、今から子どもの歯並びが悪くなるのを予防する方法を
お伝えします。

・唇がくっつく様にお口をしっかりとじる

・鼻呼吸を意識する

・1才半を目安に指しゃぶりをやめられるようにしていく

・頬づえをしない

・爪を噛まない

・よく噛んで食べる

・虫歯をそのままにしない

・舌の位置を正しい位置に変える などがあげられます。

日常の中で実践できる内容としては、

★姿勢を良くすることを意識する

歯並びと関係ないように思える姿勢ですが、実は重要な要素の一つとなります。

座っている時の頬杖は歯並びを悪くする代表的な原因の一つで、片側の顎に力が偏ってかかり、成長期である顎の形状が変化し、頬杖をついた反対側に顎が押されます。

頬杖をついた方の手が歯に当たっていれば、その歯を少しずつ倒す力となってしまうため、歯が傾いてしまいます。

また、猫背も気をつけたいポイントで、食事の際に背中が丸まっていると、前の方の歯でしか噛まない癖がついてしまいます。食事の際は姿勢を正し、”前歯で噛み切り、奥歯ですり潰す”を意識し、食べ物を歯の機能に合わせて正しく食べるように意識しましょう。
ゲームやテレビを観る時の姿勢にも気を付けたいですね!

★鼻呼吸を心がける

子どもが口を開けてテレビやゲームをしている場合は
要注意です。

これは口呼吸を行っている可能性が高く、それにより顎と舌が
下がるため、顎の発達が不十分になってしまいます。

もし、口呼吸になっている場合は、口周りの筋肉を鍛えたり、
鼻呼吸を意識するようにしましょう。

★定期的な歯科医院での検診

子どもの時期から定期的に歯医者へ通い、歯の生え変わりや
永久歯が生えてくるスペースがあるか等、チェックを受けるのが
おすすめです。

現状は歯並びが悪い状態ではなくても、今の生活習慣
(歯並びを悪くする悪習癖)では将来的に歯並びを悪化させて
しまう場合もあるので、お子様の癖や気になる部分を
お早目にご相談ください。

大人になってからも悩むことが多い歯並びですが、
子どもの時期に歯並びが悪いままの状態で成長してしまうと、
その歯並びに合わせた顎の形状となってしまいます。 

大人になってから顎の形状は変えられない為、矯正治療の際に
抜歯が必要になったり、治療期間が長くなる可能性もあります。
できれば小さい頃から歯並びが悪くならないよう予防を行い、
将来の大掛かりな矯正などを避けることが理想的です。

当院の小児矯正は、5種類の中から年齢や歯並び・生活スタイル
によって一番ベストなものをご提案させていただきます。
そして、唇や舌などの口腔周囲筋をきたえるトレーニングも
併せて行います。

矯正治療をお子様が継続して頑張れる様に、保護者様と協力して
お子様を全力でサポートしたいと思っております!
今は歯並びが気になっていなくても、歯並びを悪くする原因
となる癖がはっきりしてくる3歳頃から、歯並び相談に
行かれる事をお勧めいたします。

最後までお読み頂きありがとうございました!

お子さんの歯並び、実はこんな癖が原因かも?

2025年9月30日

こんにちは!
やまさき歯科・矯正歯科 院長の山﨑篤です。

今回は「お子さんの歯並び、実はこんな癖が原因かも?」
この様な、子どもの時期に知っておきたいことを
お話していきます。

〜口呼吸・低位舌・指しゃぶり・頬杖がもたらす影響と
矯正の必要性〜

「歯並びが悪くなるのは遺伝だから仕方ない」
そんなふうに思っていませんか?
実は遺伝の影響は低いことが分かってきました。

実は、子どもの歯並びが乱れる大きな要因は、
「日常のちょっとした癖」に隠れていることが多いのです。
特に、近年増えている「口呼吸」や「低位舌(ていいぜつ)」
さらには「指しゃぶり」や「頬杖」などの習慣が、顎の成長や
歯の位置に大きな影響を与えることがわかってきています。

1. 口呼吸と低位舌とは?

本来、私たちは鼻で呼吸するのが自然です。
しかし現代の子どもたちには、口で呼吸をする「口呼吸」が
習慣化しているケースが増えています。

また、「低位舌」とは、安静時に舌の位置が本来あるべき
上顎(口蓋)ではなく、下の方(口の底)に
落ちてしまっている状態です。
舌が上顎についていないため、口が開きがちになり、
自然と口呼吸になってしまうという悪循環が生まれます。
お口ポカンや口呼吸による集中力の低下(余計な脳の酸素を
多量に消費するため)を引き起こし、
さらに歯並びを悪化させます。

2. 口呼吸・低位舌が与える身体への影響

口呼吸や低位舌が続くと、以下のような影響が出てきます。
• 歯並びの乱れ(出っ歯・開咬・受け口など)
• 顎の成長不足(小顎)
• 顔貌のゆがみ(長顔・面長)
• いびき・睡眠の質の低下
• 風邪をひきやすい・免疫力の低下
• 姿勢の悪化(猫背・ストレートネック)

特に成長期の子どもにとって、舌の位置や呼吸の方法は、
骨格や筋肉の発達に直結しています。
今や日本の子どもの90%が、歯ならびに問題を抱えています。
噛まずに流し込むことができる「食べ物の変化」も
その大きな要因の一つですが、ゲームやスマートフォンの
浸透という新たな問題も生まれています。
あごを下げて、スマホやゲーム機を見つめ続けると、
姿勢が崩れてしまう。そして、その姿勢が歯ならびに
影響を及ぼしてしまうのです。

3. 指しゃぶり・頬杖などの習癖も要注意

次に挙げるのは、見過ごされがちな「癖」の数々です。
• 指しゃぶり:長期間続くと、前歯が前方に押し出されて
「出っ歯」や「開咬(前歯が噛み合わない)」となる原因に
なります。
• 頬杖:片側にばかり力がかかることで、顎の左右差や
歯列のずれ(交叉咬合)を引き起こすことがあります。
• 舌を前に出す癖(舌突出癖):歯列に持続的な圧力が加わり、
前歯の開きや不正咬合を招くことがあります。
• 唇を噛む・吸う癖:上下の前歯に負担をかけ、噛み合わせを
乱す可能性があります。

どれも「ちょっとした癖」ですが、
子どもが成長する中で繰り返されると、
それが骨や歯列の発育に大きな影響を及ぼします。

4. なぜ矯正治療が必要なのか?

歯並びの乱れは、見た目だけの問題ではありません。
かみ合わせのズレや、発音・食事のしづらさ、
集中力の低下など、さまざまな影響を及ぼします。

口呼吸や低位舌、習癖によって引き起こされた歯列不正は、
自然に治ることはほとんどありません。
そこで必要になるのが「小児矯正(こどもの矯正)」です。

小児矯正では、単に歯を動かすのではなく、
• 顎の正しい成長を促す
• 舌や唇、頬の筋肉のバランスを整える
• 悪い癖をやめさせるための訓練(MFT=口腔筋機能療法)
を行う

といったアプローチで、根本的な原因から改善していきます。

5. 子どもの矯正を始めるタイミングは?

一般的には、6〜8歳前後(前歯の生え変わりが始まる時期)
に一度、矯正治療を始めることが推奨されています。
この時期であれば、骨の成長を利用して無理なく治療が
進められます。

また、癖の改善や呼吸のトレーニングも早い段階で行うことで、
将来的な大がかりな矯正を避けられることもあります。

6. ご家庭でできるチェックと対策

まずはご家庭で、次のような点に注意してみてください。
• 口をぽかんと開けている時間が長くないか?
• 鼻呼吸ができているか?
• 睡眠中にいびきをかいていないか?
• 食べるときにくちゃくちゃ音を立てていないか?
• 指しゃぶりが長く続いていないか?
• 頬杖をついていないか?

もし気になる点があれば、早めに歯科医院でご相談ください。
正しい歯ならびを長続きさせ、むし歯や歯周病、
あるいは全身の病気の予防にもつなげます。
当院では、お子さまの歯並びだけでなく、癖や呼吸、姿勢など、
包括的な視点で診断とアドバイスを行っています。

お子さまの健やかな成長のためには、正しい呼吸、
正しい舌の位置、そして正しい生活習慣がとても大切です。
「たかが癖」と思っていたことが、実は歯並びや身体全体の
発育に大きく関わっているかもしれません。

気になる癖がある方や、お子さまの歯並びに不安がある方は、
ぜひ一度、矯正相談をご検討ください。
小さな一歩が、大きな変化をもたらします。
やまさき歯科・矯正歯科はご家族の方々とのコミュニケーション
を大切にし、お子様のお口の健康を通して、心とからだの発育を
大切に考えます。ぜひお気軽にご来院くださいね。

2025年9月13日(土)臨時休診のお知らせ

2025年8月31日

2025年9月13日(土)は臨時休診させて頂きます。
9月10日(水)は終日診療しております。
ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。