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妊娠中の矯正治療について

2024年11月30日

こんにちは!
やまさき歯科・矯正歯科 院長 山﨑篤です。
患者様からよく、「妊娠しても矯正治療は続けられるの?」
「妊娠する可能性があるけど矯正治療は始めて良いの?」
と聞かれることがあります。

矯正治療は長期的な治療となるため、特に女性は
治療途中のライフスタイルには様々な変化があります。
矯正治療中に結婚式を挙げる方もいれば、
妊娠・出産される方もいらっしゃいます。
結論からお話しますと、妊娠中に矯正治療は可能です!!
ですが、ご自身の体調と生まれてくるお子さまのためにも、
矯正治療を受けながら安心して妊娠生活を
送っていただく為に気をつけておきたい事が
いくつかありますので、お話しします。



《妊娠中に避けた方が良いこと》

① CT、レントゲン撮影
・矯正治療開始時あるいは治療中にはCTやレントゲン撮影を
行います。レントゲンというと、妊婦さんにとって気になる
のは、放射線被曝による胎児への影響ではないでしょうか。
歯科医院でのレントゲン撮影では、お腹との距離が離れている
うえ、放射線を遮断できる鉛の入った防護用エプロンを
装着するため、一般的には胎児への影響はほとんどないと
言われています。
しかし、100%の確率でリスクがないというわけでは
ありませんので、矯正治療を開始するにあたっての レントゲン撮影は妊娠前に行うことをお勧め致します。

② 抜歯(局所麻酔)
矯正治療では、歯を綺麗に並べるためのスペースを確保するため、抜歯を行う場合があります。
使用する麻酔は「局所麻酔」とよばれ、部分的に効かせる
麻酔です。麻酔薬自体も胎児への影響が少ないものが使用
されているのが一般的ですがレントゲンと同様に100%の
安全性を保証できるとは言い切れないため、
妊娠中の抜歯は控えることをお勧め致します。

③ 痛み止めや化膿止めのお薬
矯正治療中の炎症や痛みに対して、鎮痛剤や抗生剤が必要に
なることもあります。胎児への影響が比較的少ないお薬も
ありますが、必要な場合は必ず歯科医や産婦人科の医師に
ご相談することをお勧め致します。


《妊娠中に気をつけること》

妊娠中や出産後は、ホルモンバランスの変化によりお口の中の
菌が増殖しやすい環境となっているため、虫歯や歯周病などの
お口の中のトラブルが起こりやすくなります。

① 虫歯や歯肉炎になりやすい
きちんと歯磨きができていれば、一般的に大きな問題は
ありませんが、取り外しが出来ないワイヤー矯正の装置が
お口の中に装着されていると、歯磨きをしづらくなります。
そのため、虫歯や妊娠性歯肉炎、歯周病へと発展していく
リスクが高まりますが、もちろん矯正装置がお口の中に
装着されている状態でも、丁寧に時間をかけて歯磨きを
すれば問題ありません。

② つわりで歯磨きや矯正治療に影響がでることも
つわりがひどい方の中には歯ブラシが口の中に入る刺激で
吐いてしまう場合もあります。
歯磨きがままらない場合は、以下のような方法を試して
お口の中を清潔に保つようにしましょう。

・夜寝る前の歯磨きだけは気をつけてみる
・1日の中で、体調が安定したときに歯磨きをする
・ヘッドの小さなタフトブラシを活用する
・キシリトールガムを食べる

他にも、歯科医院でクリーニングをしてもらうことも
お勧め致します。

妊娠初期は特につわりが出やすい時期と言われています。
吐いてしまう「吐きづわり」
食欲が止まらない「食べづわり」
眠気が酷い「眠気づわり」など、
人によって出る症状は様々です。中でも、吐きづわりは
妊婦さんが経験する頻度が高く、矯正装置が口の中に入って
いるだけで吐き気が増してしまう可能性もあります。
体調の悪いときには、いつでも相談してくださいね。

また、矯正装置を装着しているだけでも歯磨きがしづらく
虫歯や歯周病のリスクが高い状態ですが、妊娠でリスクが
さらに高くなる事を知っておいてください。
お口の中が乾燥して矯正装置による口内炎ができることも
考えられます。
矯正治療自体は問題がありませんが、それに伴うトラブル
について理解したうえで治療を続けてくださいね。

《出産後の通院再開タイミング》

マウスピース矯正の方・・・遠隔診療のため、自宅でお写真を
撮影し送っていただくので特に指示はないです。

ワイヤー矯正の方・・・来院し調整することで歯が動くので、
産後1カ月半頃までにお願いしたいです。

⇨里帰り出産などでしばらく来られない可能性がある場合は、
事前にお気軽にご相談ください。

当院では、マウスピース矯正の方に遠隔診療を
ご案内しております。妊活計画のある方も、お仕事でなかなか
通院時間を作るのが難しい方も矯正治療が可能です◎
マウスピース専用のアプリを使い歯並びの写真を撮影したり、
AIで歯が順調に動いているか確認して、AIが自動で返信する
という機能もあります。当院でも歯の動きや治療状況の把握は
しっかりとさせていただきますのでご安心ください。

《分娩の時、矯正装置はそのままで問題ないのですか?》

固定式のワイヤー矯正の装置はつけたままで大丈夫です。
マウスピース型の矯正装置の場合、一時的に外しても
構いません。

《産後の通院は、赤ちゃんを一緒に連れて行っても
                大丈夫でしょうか?》

大丈夫です!!
産後は赤ちゃんと一緒にいらっしゃる方が多いです。
ベビーカーに乗せたまま入れるよう、診察室はスペースに
余裕のある設計にしています。院内入口はスロープで、
院内に段差がない設計ですので安心してご来院ください。

体調と相談しながら、どのようなタイミングでどのように
矯正治療を進めていくか、安心して治療を受けていただける様
に一緒に考えていきたいと思います。
当院はママさんスタッフが多く、子育てをしながら矯正治療を
経験したスタッフもいます。

妊娠を考えている、妊娠中や授乳中の矯正治療で何か
ご心配なことがありましたら、いつでもご相談ください!

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